会社辞めて良かった

15年間外資系金融機関で働き、現在はフリーのPMOです。

2029年4月:中堅私大Xの終焉

 

私立大学はなぜ危ういのか

私立大学はなぜ危ういのか

 

定員割れや司法試験合格率の低さから、有名私立大学でも法科大学院を閉鎖をするところが現れている。

 

高校生の数が減少しているにもかかわらず、大学の学部は増加を続けており、私立大学の経営状況について懸念を表明する識者が出てくるようになった。

 

実際に私立大学の財務諸表を見てみると、相当な現金を積み上げているところが多いため、来年、再来年いきなり倒産が相次ぐという状況にはなっていない。

 

しかしながら、今回紹介する資料のプロローグで述べられているような未来が「絶対に来ない」と言い切るのは難しそうだ。

 

そのプロローグとは、「首都圏近郊中堅私大Xの終焉ー2029年4月(P11)」である。

 

私立大学であっても民間企業と同じように、経営難に陥ったら教職員の給与カットなどが行われる。

 

ただ、民間企業とは違って、大学の顧客は10代後半から20代前半の若者しかおらず、組織再編やリストラを実行しても収益源が限られているという現実がある。

 

海外の学生を開拓するような起業家精神を持った職員もいなさそうだし、何よりも教員の大部分が「英語で授業をしたくない」と言っているような状況であるため、中々打開策を打ち出すのは難しいだろう。

 

大学関係者や私立大学に勤めている人に、おすすめの一冊だ。

私立大学はなぜ危ういのか

私立大学はなぜ危ういのか