元外資系金融マンブログ

15年間外資系金融機関で働き、現在は仮想通貨や金融に関するライターをしているPMOです。

山崎豊子の真実

 

山崎豊子と<男>たち (新潮選書)

山崎豊子と<男>たち (新潮選書)

 

山崎豊子氏と言えば、「沈まぬ太陽」や「白い巨塔」、「二つの祖国」などの名作を生み出した伝説の作家である。

 

私にとっては、「二つの祖国」が印象深く、戦時中にアメリカで生まれた日系人の兄弟が、日本軍とアメリカ軍に分かれて戦うという信じがたいシーンを描いている。

 

当時の日系人が志願してアメリカ軍に入ったことは確認されているが、主にヨーロッパ戦線に送り込まれ、大きな戦果を上げた。

 

その功績が認められ、ニューヨークでの戦勝パレードでは、日系アメリカ人が先頭を歩くよう当時の大統領であったトルーマンが図らったことは有名である。

 

さて、今回紹介する資料は、山崎豊子の作品に登場する男たちをテーマにした興味深い本である。

 

山崎豊子が描いた代表的な男性像として、「白い巨塔」の財前五郎が代表格であると本書は述べている。

 

「彼はダークな悪のヒーローだが、妖しい魅力をもつ(P81)」

 

この言葉が、魅力的な男性を描く山崎豊子の作家としての能力の高さを物語っているように感じる。

 

本書を読んでみて、山崎豊子の作品を読み出すのも面白いだろう。

 

営業の仕事をしている方で、年配の人と接する場合、山崎豊子の作品を読んでおくことで話題を広げられる可能性がある。

 

実際、私自身がそうしていたように。おすすめの一冊である。

山崎豊子と<男>たち (新潮選書)

山崎豊子と<男>たち (新潮選書)