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会社辞めて良かった

15年間外資系金融機関で働き、現在はフリーのPMOです。

ロシアの世捨て人

 

ポアンカレ予想をご存じだろうか。

 

1904年、フランスの数学者アンリ・ポアンカレによって提出されたポアンカレ予想は、宇宙の形の解明につながる、ある数字の難問である。

 

数多くの数学者が挑んでは挫折した命題に、ロシアの数学者グリゴリ・ペレリマンは、2002年から2003年にかけて、これを証明したとする一連の論文を発表した。

 

これらの論文について、2006年の夏頃まで複数の数学者チームによる検証が行われた。

 

その結果、証明に誤りのないことが明らかになったのである。

 

「100年に1度の奇跡」と呼ばれた業績によって、ペレリマンに2006年のフィールズ賞が贈られたが、本人は受賞を辞退した。

 

フィールズ賞は、 4年に1度、優れた功績をあげた数人の数学者だけに与えられる数学界最高の栄誉である。

 

その受賞者の少なさから、「ノーベル賞以上に価値がある(P5)」ともいわれる。

 

今回紹介する「100年の難問はなぜ解けたのか」は、ポアンカレ予想に対するペレリマンのアプローチについて解説している。

 

「ロシアの世捨て人」と呼ばれるペレリマンと面会すべく、取材チームはあらゆる策を取ったが、結局彼に会うことは出来なかった。

 

数学が好きな方に、おすすめの一冊だ。

 

Kindle版が、読みやすい。