会社辞めて良かった

15年間外資系金融機関で働き、現在はフリーのPMOです。

ティーバッグは邪道?

 

一杯の紅茶の世界史 (文春新書)

一杯の紅茶の世界史 (文春新書)

 

私はアメリカでの生活が長かったこともあり、コーヒーが好きになった。

 

最近は、コンビニのコーヒーも本格的になっており、美味しいコーヒーだらけで、楽しい毎日だ。

 

私は紅茶も好きだが、ティーバッグ以外の紅茶を、ほとんど飲んだことがない。

 

本書「アメリカの発明品(P161)」部分で初めて知ったが、ティーバッグはアメリカで考案されたものらしい。

 

ティーバッグは、「ほんの100年たらずの間に全世界で最も普及した紅茶の飲み方として定着し(P161)」、紅茶の世界に革命を起こした。

 

 

日本でも有名な紅茶の「リプトン」は、ティーバッグの生産にいち早く取り組み、現在のポジションを築いたのだった。

 

アメリカで発明されたティーバッグに対し、当初冷ややかな目で見ていたイギリス人だったが、「現在ではイギリスでも、ティーバッグの普及率は80%を越えている(P161)」。

 

次の紅茶イノベーションも、やはりアメリカ発だった。

 

アイスティーである。

 

アメリカでは、アイスティー飲み放題のレストランが多いが、アイスティーがアメリカ発祥だったのも、本書で初めて知った。

 

面白いのは、イギリス人であるリチャード・ブレチンデンという商人が、アメリカ・セントルイスで開かれた万国博覧会(1904年)で、アイスティーを初めて売り出したのだ。

 

アメリカには、何かを新たに生み出す素地があるのかもしれない。

 

日本人も、実は似たような発明をしている。

 

中国や台湾で飲まれている烏龍茶は、ホットが原則だが、日本人はアイス烏龍茶を作り出した。

 

本書は、紅茶の歴史だけでなく、ビジネスの発想力を高めてくれる良書である。

 

一杯の紅茶の世界史 (文春新書)

一杯の紅茶の世界史 (文春新書)