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会社辞めて良かった

15年間外資系金融機関で働き、現在はフリーのPMOです。

公務員はエリートか?

 

動因を探せ: 中東発世界危機と日本の分断

動因を探せ: 中東発世界危機と日本の分断

 

公務員がエリートと呼ばれる国は、それほど多くない。

 

日本とフランスは、公務員がエリートとされる数少ない国だ。

 

ただ、日本は昔と違い、キャリア官僚を蹴って、外資系金融やコンサルティング会社に入る人が出だしている。

 

私の元同僚でも、国家公務員I種試験に合格したが、「外資系金融機関で働きたい」と言って、入社してきた人がいた。

 

最近、メディアに登場する山口真由弁護士は、「いいエリート、わるいエリート」の中で、財務省時代の元上司との「とんち」のようなやり取りを紹介している。

 

「なぜ年を取ると髪が白くなるのか調べて」、「なぜ空は青いのか調べて」という意味不明の質問を、元上司は山口にしてきたそうだ。

 

今回紹介する「動因を探せ」でも、著者である佐藤優が、以前所属した外務省のことを、「独自のローカル・ルールが幅をきかす『不思議の国』(P117)」だったと語っている。

 

「この種の理不尽さは、旧陸軍の内務班での『新人いびり』の伝統を継承するものだ。『鍛える』という類の過度に非合理な新人教育からは、歪んだエリートしか生まれない(P117)」

 

上記は、中央省庁に限らず、全体主義色の強い一部の日本企業でも見られることだ。

 

いまだに天下りの問題が取り上げられるが、公務員をエリートと見なす風潮がなくならない限り、天下りはなくならないだろう。

 

公務員から民間に移ることを、「天下り」と表現しているうちは、難しそうである。

 

動因を探せ: 中東発世界危機と日本の分断

動因を探せ: 中東発世界危機と日本の分断