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会社辞めて良かった

15年間外資系金融機関で働き、現在はフリーのPMOです。

空き店舗税と空き家税

 

フランスの地方都市にはなぜシャッター通りがないのか: 交通・商業・都市政策を読み解く

フランスの地方都市にはなぜシャッター通りがないのか: 交通・商業・都市政策を読み解く

 

日本の地方都市に行くと、シャッター通りに遭遇することが多い。

 

私はフランス留学中、地方都市にも結構行ったが、シャッター通りを見たことがなかった。

 

その理由は、本書を読んで納得できた。

 

フランスでは、「2年以上空き店舗である不動産所得者には、罰則税制で『空き店舗税』(P112)」が課税されるからだ。

 

空き店舗税は、不動産市場の需給バランスを保ち、所有者の貸し渋り防止に大きな効果がある。

 

また、フランスでは、一般住宅用賃貸物件にも同様の制度があり、1年以上空き家にすると、「空き家税」が課される。

 

日本の住宅の8分の1が、空き家になっているにもかかわらず、毎年100万戸の新築物件が供給される状況が、持続可能とは思えない。

 

シャッター通りは景観が悪く、空き家増加は治安悪化につながりかねない大きな問題である。

 

上気の解決策として、フランスの取組は参考になる。

 

フランスの自転車事情や、地方都市行政についても学習でき、読み物としても面白い一冊だ。

フランスの地方都市にはなぜシャッター通りがないのか: 交通・商業・都市政策を読み解く

フランスの地方都市にはなぜシャッター通りがないのか: 交通・商業・都市政策を読み解く