会社辞めて良かった

15年間外資系金融機関で働き、現在はフリーのPMOです。

格差とネコ

 

ゾンビ・パラサイト――ホストを操る寄生生物たち (岩波科学ライブラリー)

ゾンビ・パラサイト――ホストを操る寄生生物たち (岩波科学ライブラリー)

 

格差問題が世界中で取り上げられているが、貧富の差は農耕の歴史と繋がっていると言われる。

 

農耕で作物の貯蔵が可能になり、持てる者と持たざる者が出てきた。

 

日本でも、ほんの160年前までは、米が富の象徴であり、年貢の元締めである将軍が持てる者の頂点にあった。

 

農耕の開始で、貧富の差が出てきたわけだが、同じ時期に「ネコの家畜化(P69)」が始まったと本書は述べている。

 

約1万年間、コムギやオオムギの栽培が開始され、「貯蔵された穀物に集まるネズミを餌に捕っていたヤマネコが、次第に人間とともに暮らすようになっていったものと思われる(P69)」と本書は述べている。

 

ネズミから食糧を守るネコは、古代エジプトで神として、あがめられた。

 

その後、ローマ帝国の拡大に伴い、ネコは欧州に伝わり、シルクロードを通して、アジアに広がった。

 

さらに、大航海時代には、船内でネコが飼われ、7つの海を旅した。

 

欧州のネコは、移民とともにアメリカ大陸に渡った。

 

「ただし、ペットとしてネコを飼うようになったのは、古代エジプトを除けば、かなり最近のことらしい(P70)」

 

本書は、パラサイト(寄生虫)に関する資料だが、ネコ好きにも参考になる記載が多い一冊だ。

 

ゾンビ・パラサイト――ホストを操る寄生生物たち (岩波科学ライブラリー)

ゾンビ・パラサイト――ホストを操る寄生生物たち (岩波科学ライブラリー)