会社辞めて良かった

15年間外資系金融機関で働き、現在はフリーのPMOです。

餓死した裁判官

 

「裁判官と言えば、固く法を守る四角四面の人物像が思い浮かぶことでしょう。実際、終戦直後には、ヤミ米を食べずに餓死した裁判官がいました(P44)」

 

上記は、山口良忠判事という30代前半の中堅裁判官のことだ。

 

山口判事は、東京地方裁判所刑事部で、食糧管理法下のヤミ米事件を裁く立場になったことで、自分だけはヤミ米を口にしない決意を固め、1947年に栄養失調死した。

 

20代の妻と2人の子供を残しての死だった。

 

一方で、「盗賊判事、花札判事、悪漢判事、酔いどれ暴力判事、酔いどれ暴言判事など(P53)」もおり、裁判官の素顔は、意外に多彩なようだ。

 

普段の生活では、余り関わりのない裁判所や裁判官について、本書は、大変読みやすくまとめている。

 

法廷では、ペットボトルなどの飲料水を飲むことは禁止されており、スマホでの写真撮影も認められていない。

 

写真撮影をすると、データの残ったスマホの処分を含め、「大変面倒なこと(P36)」になるらしい。

 

司法制度に興味のある方に、おすすめの一冊だ。