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会社辞めて良かった

15年間外資系金融機関で働き、現在はフリーのPMOです。

将軍が弱体だとダメ

 

シンガポール - スマートな都市、スマートな国家

シンガポール - スマートな都市、スマートな国家

 

「いかに勇敢な軍隊も、将軍たちが弱体であれば勝てない(P51)」

 

上記は、リー・クアンユーの言葉である。

 

世界で最も豊かな国の1つになったシンガポールだが、出生率の低下など、様々な問題を抱えている。

 

独裁国家と民主国家のどちらを選ぶかと言われれば、大抵の人は民主国家を選ぶだろう。

 

だが、「民主主義がアフリカ経済を殺す」でも述べられている通り、立法、行政、司法の三権分立が確保されていない社会における民主主義は、リスクを伴うものだ。

 

サダム・フセイン時代と現在のイラクを比較して、どちらが庶民にとって良かったのかは、意見が分かれるところだろう。

 

「明るい北朝鮮」とも言われるシンガポールだが、独裁国家をいつまで続けるべきかは、シンガポール人に聞いても、考えは人それぞれだ(シンガポール国内では、余り政治的な話ができない)。

 

金融機関で働いていた時、ロンドン在住の著名なエコノミストが言った言葉が印象的だった。

 

「ロシアや中国の人々は、欧米的な政治的自由(言論の不自由など)を求めているのだろうか。彼ら、彼女らは、経済的な豊かさがあれば、政治的自由を求めない可能性がある」

 

シンガポールにも同じことが言えるかもしれないと、このエコノミストと話していて感じたのを覚えている。

 

昨年2016年は、日本とシンガポール外交関係樹立50周年だった。

 

本書は、日米関係を研究対象にしてきた研究者によるシンガポール分析である。

 

シンガポールに駐在予定の方は、目を通しておこう。

 

シンガポール - スマートな都市、スマートな国家

シンガポール - スマートな都市、スマートな国家