「できる上司は、出世は『能力』ではなく、『評判』によって決まることを理解している」
本書のポイントは、上記である。
会社員の場合、出世は他人が決める(当たり前だ)。
評判が良い人は、裏表がない可能性が高い。
健康で時間を守り、誰に対しても挨拶をし、お礼を欠かさない人は、評判が良い。
当たり前だが、これらがきちんとできている人は少ない。
前置きが長くなった。
管理職の人にとって、「人徳のない上司ほど、飲み会への参加を強要する(P78)」と「部下が逃げ出す上司ほど、ハラスメントがわからない(P156)」部分は必読だ。
今後、部下を持つであろう若い方にも、おすすめの一冊だ。