会社辞めて良かった

15年間外資系金融機関で働き、現在はフリーのPMOです。

名前の意味

 

生きる哲学 (文春新書)

生きる哲学 (文春新書)

 

このブログには、ヴィクトール・フランクルの「夜と霧」がよく登場する。

 

私が好きということもあるが、結構な書籍に「夜と霧」が出てくるのだ。

 

今回紹介する「生きる哲学」もそうだ。

 

フランクルは、アウシュヴィッツ強制収容所から生還した後の1946年、「夜と霧」の原著となる「ある心理学者の強制収容所体験」を刊行した。

 

ナチスがユダヤ人に対して最初に行ったのは、名前を奪うことだった。

 

番号で呼ばれることで、社会的な立場も誇りも打ち砕かれ、人間らしさも失われていったという。

 

人間は、名前で呼ばれるのが好きである。

 

友好的な関係を築きたい相手には、会話の中で名前をつけることが効果的だ。

 

「ありがとう、○○さん」

 

「今度、昼食に行こうよ、△△さん」

 

上記のような形で会話するだけで、相手は好印象を抱く。

 

それだけに、名前を奪われるということは、人間にとって致命傷になるのだ。

 

本書は、「夜と霧」だけでなく、「論語」なども取り上げており、様々な哲学について、分析が行われている。

 

哲学を勉強してみたい人に、うってつけの一冊だ。

 

生きる哲学 (文春新書)

生きる哲学 (文春新書)