会社辞めて良かった

15年間外資系金融機関で働き、現在はフリーのPMOです。

イタリア人をつくる

 

グローバル化する世界と「帰属の政治」――移民・シティズンシップ・国民国家

グローバル化する世界と「帰属の政治」――移民・シティズンシップ・国民国家

 

「私たちはイタリアをつくった。今や私たちは、イタリア人をつくらなければならないのだ(P69)」

 

上記は、19世紀にイタリアが統一された直後、イタリアの政治家であるマッシモ・ダゼリオが述べた有名なフレーズである。

 

中東から難民が押し寄せる欧州では、ダゼリオのいう「イタリア人をつくる」手法が模索されている。

 

フランスでは、世俗主義に基づく政教分離政策により、公的な場でブルカ(アラブの女性が着る全身を隠す衣装)などを着用することはできない。

 

一方で、ムハンマドを侮辱した風刺画などが出版され、フランス国内のイスラム教徒は不満を募らせており、過激派がテロを引き起こしているとも言われている。

 

フランスへの移民の中には、「フランス語を話し、フランス人らしく振る舞うこと」を強要されていると考える人もおり、社会の不安定要素となっている。

 

現代において、「イタリア人をつくる」のは大変な作業のようだ。

 

グローバル化する世界と「帰属の政治」――移民・シティズンシップ・国民国家

グローバル化する世界と「帰属の政治」――移民・シティズンシップ・国民国家