仮想通貨評論家コインマンブログ

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イラクと日本の違い

 

アメリカが生む/受け入れる難民

アメリカが生む/受け入れる難民

 

2003年に始まったアメリカによるイラク進攻は、失敗だったと言われている。

 

当時、私はニューヨークにいたが、メディアなどはイラク戦争を支持し、「フセイン討つべし」という空気が蔓延していたのを、覚えている。

 

イラク大量破壊兵器が見つからず、大義名分を失った米軍は、混乱を引き起こし、撤退した。

 

「アメリカによるイラク進攻は、イラク社会を物理的に破壊しただけではなく、主としてスンニ派からなるバース党の統治機構も破壊した。政治的な土台のない中で外国の勢力が占領統治をおこなうことは非常に困難である(P169)」

 

第二次大戦後、アメリカが日本を占領した際は、既存の統治機構を温存し、現地政府の民主化を進めていった。

 

イラクでは、バース党が早々に解体させられ、現地に駐在していたアメリカ軍部が占領統治を開始したことも状況を複雑にした。

 

アラビア語ができる人材がいない中、手探りの統治が行き詰まるのは時間の問題だった。

 

その後も迷走が続き、イラクはテロが頻発する不安定な社会になった。

 

上記のような現実を、本書は生々しく伝えている。

 

アメリカが生む/受け入れる難民

アメリカが生む/受け入れる難民