仮想通貨評論家コインマンブログ

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目的のために手段選ばず?

 

 

マキアヴェリ (Century books―人と思想)

マキアヴェリ (Century books―人と思想)

 

 「目的のためには手段を選ばない」

 

マキャヴェリというと、上記のような解釈をする人がいるかもしれない。

 

これは長い間誤解され、批判され続けているが、マキャヴェリの思想とは異なっている。

 

マキャヴェリが生きたルネサンス時代のイタリアは、日本の戦国時代に似ていると本書は言う。

 

マキャヴェリは、混迷期に渦まいた政治的陰謀、虚偽、悪徳を冷静に見て、あるがままに「君主論」をしるした。

 

後世は、マキャヴェリを悪の張本人、君主論を悪魔の書として、告発し続けたが、彼の真の意図は何だったのか。

 

上記の謎をとくために、筆者は本書を書き下ろしたという。

 

君主論は、その刺激的内容に加え、教会やローマ教会を痛烈に批判している。

 

政治的な思惑も加わり、ローマ教会は1559年に君主論を焚書目録に載せた。

 

そのことが、逆に君主論を広めていったとされる。

 

詳細は、本書「批判のはじまり(P157)」部分をご覧頂きたいが、為政者のやることは昔から変わらないということを痛感させられる。

 

「目的のためには手段を選ばない」人を、「マキャヴェリ」と呼ぶことが間違いであることを確認できる一冊だ。

 

ルネサンス期の欧州史記としても、楽しめる資料である。

マキアヴェリ (Century books―人と思想)

マキアヴェリ (Century books―人と思想)