会社辞めて良かった

15年間外資系金融機関で働き、現在はフリーのPMOです。

家電エコポイントの真相

 

インターネットは流通と社会をどう変えたか

インターネットは流通と社会をどう変えたか

 

 マーケティングの4Pは、良く知られている。

 

製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、販売促進(Promotion)の頭文字を取ったマーケティング戦略である。

 

洗剤や歯ブラシなどの消費財に関する4Pが典型例にあげられるが、業界によって、4Pの内容は変わることがある。

 

金融商品の場合、4Pと3Rがマーケティング戦略として用いられる。

 

3Rとは、顧客維持(Retention)、重ね売り(Related Selling)、紹介(Referral)のことで、金融商品特有の消費行動分析に基づき、構築された。

 

本書が取り上げている環境マーケティングにも、3Rがある。

 

原材料や廃棄物の削減(Reduce)、再利用(Reuse)、リサイクル(Recycle)のことだ。

 

その上で、「環境マーケティングの4P(P190)」が説明されている。

 

ここで興味深いのは、価格の部分だ。

 

環境コストをどう回収するかというのが、最も難しい問題で、増加分を価格に上乗せすると、消費者が購入しなくなる。

 

2009年から2011年まで実施され、賛否両論あった家電エコポイント制度は、「企業努力だけではどうしても吸収できないコスト増加分を国からの援助を仰いでまかなう方法(P191)」だったそうだ。

 

あらゆる商品がインターネットと結びついている今日において、マーケティングに携わる方だけでなく、全てのビジネスパーソンに役立つ一冊だ。

 

インターネットは流通と社会をどう変えたか

インターネットは流通と社会をどう変えたか