会社辞めて良かった

15年間外資系金融機関で働き、現在はフリーのPMOです。

車いすの理想と現実

 

体験的ライフタイム・ホームズ論 車いすから考える住まいづくり

体験的ライフタイム・ホームズ論 車いすから考える住まいづくり

 

私は郊外の大学に通っていたが、校内は完全バリアフリーをうたっていた。

 

つまり、車いすの人が1人でどこでも行ける設計になっていたわけだ。

 

しかしながら、1つ根本的な問題があった。

 

大学に通うためのバスが、車いす対応になっていなかったのだ。

 

日本の場合、上記のような矛盾はあちこちにあり、施設はバリアフリーでも、そこに行くための手段がそうなっていないケースが多い。

 

本書は、「車いすから住宅を考える」をコンセプトになっている。

 

住宅のバリアフリーは、障害者や高齢者のための後付け機能ぐらいに考えられていることが多く、その必要性が普段の生活で意識されることはない。

 

「必要性が普段の生活で意識されない」ことが重要なポイントで、冒頭の大学とバスの矛盾も、この意識欠如に起因していると私は考えている。

 

高齢化進行により、バリアフリー住宅の必要性は更に高まっていく。

 

車いす目線で考える」意味で、本書は分かりやすく、多くの人にとって役立つ一冊だ。

 

体験的ライフタイム・ホームズ論 車いすから考える住まいづくり

体験的ライフタイム・ホームズ論 車いすから考える住まいづくり