元外資系金融マンブログ

15年間外資系金融機関で働き、現在は仮想通貨や金融に関するライターをしているPMOです。

江戸幕府の検閲

 

出版と流通 (シリーズ“本の文化史”)

出版と流通 (シリーズ“本の文化史”)

 

現在の日本で、表現の自由を意識することは少ない。

 

世界的に見ると、国家元首の悪口を言うと、問題になる国の方が多い。

 

戦前の日本では表現の自由がなく、江戸幕府の検閲はもっと凄かった。

 

江戸時代は、徳川家や家康について記すことを禁じた統制令により、大坂の陣島原の乱を題材にした軍書などは、厳しく制限されていた。

 

本書は、江戸時代から明治期までの出版と流通について、まとめたものだ。

 

興味深かったのは、「近所の貸本屋(P283)」部分だ。

 

江戸時代初期に登場した貸本屋は、身近な娯楽として、広く受け入れられた。

 

現在のレンタルビデオ店のような存在だったのだろうが、1960年代まで貸本屋が残っていたというから驚きだ。

 

ホームレスの人が新聞を読んでいることについて、外国人が驚いていたことを思い出す。

 

日本の識字率が高いこともあるが、活字を読むことが浸透している社会であるとも言える。

 

出版と流通 (シリーズ“本の文化史”)

出版と流通 (シリーズ“本の文化史”)