元外資系金融マンブログ

15年間外資系金融機関で働き、現在は仮想通貨や金融に関するライターをしているPMOです。

パラリンピックの派閥争い

 

パラリンピックの楽しみ方?ルールから知られざる歴史まで?
 

「最初のパラリンピックは、いつどこで開催されたか?」

 

これが分かる人は、相当のオリンピック・パラリンピックマニアだろう。

 

正解は、1960年のローマである。

 

ローマでの第1回パラリンピックは、車いす使用者だけによるものだった。

 

1964年の東京パラリンピックでは、ローマと同様に車いす使用者限定にするか、全ての身障者を対象にするかで、国際的な派閥争いが行われた。

 

当時の国際身体障害者スポーツ大会運営委員会会長だった葛西は、全ての身障者を対象とする判断を行った。

 

現在のパラリンピックが、全ての身障者を対象としているのは、この時の葛西の判断があったからである。

 

上記のようなパラリンピック政治ネタだけでなく、「皇室と身障者の親密な関係(P33)」など、テレビではお目にかかれない情報が多く、本書は読み物としても面白い。

 

本書に記載されていないが、私にとって一番印象深かったのは、今年(2016年)のリオ・パラリンピックだ。

 

大会前、ロシアのドーピングが問題になり、オリンピックについては、各競技団体の判断に委ねられるという珍しい決着になった。

 

一方、パラリンピックにはロシアの参加が認められなかった。

 

オリンピックに対するロシアの影響力が強かったことから、競技によってはロシア選手の参加が認められたという説などが飛び交ったが、真相は闇の中だ。

 

パラリンピックは、ドーピングを許さないとい理念に基づいて、ロシアの参加を認めなかったとされている。

 

平和の祭典であるオリンピック・パラリンピックだが、様々な政治要因に揺さぶられるのは、今も昔も同じようである。

 

パラリンピックの楽しみ方?ルールから知られざる歴史まで?