仮想通貨評論家コインマンブログ

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終身の米最高裁判事

 

精神論抜きの地球温暖化対策――パリ協定とその後

精神論抜きの地球温暖化対策――パリ協定とその後

 

余り知られていないが、アメリカの最高裁判事には任期がない。

 

日本の場合、定年が70歳で、衆議院議員選挙時に最高裁判事の国民審査が行われている(✖をつけるあれだ)。

 

無記入であれば、最高裁判事を承認したことになるため、否認の場合は✖を書かなければならない。

 

一方、アメリカの最高裁判事には、定年がない。

 

また、任命した大統領が最大2期8年で去った後も、長く最高裁判事として党派的な影響力を行使することになる。

 

更に、退任時期を自分で選べるため、自分を任命した党派が大統領職を占めたときに退任することで、後任ポストを同じ党派が占めるように配慮することも珍しくない。

 

トランプ大統領誕生により、最高裁判事の勢力図も変わるだろう。

 

前置きが長くなったが、今回紹介する「精神論抜きの地球温暖化対策――パリ協定とその後」は、地球温暖化交渉に関与してきた交渉官による書籍である。

 

前半では、 パリ協定ができるまでの交渉経緯、パリ協定の概要及びその評価を記している。

 

後半では、 それを踏まえた国内エネルギー・地球温暖化対策の課題について、論じている。

 

興味深いのは、「米国大統領選の影響(P105)」部分で、前述した最高裁勢力図により、アメリカのクリーンパワープランの実施が左右されると記載していることだ。

 

TPP離脱発言が注目されるトランプだが、パリ協定離脱も表明している。

 

米国大統領選が、どれだけ世界に影響を与えているかを再確認できる一冊だ。

 

精神論抜きの地球温暖化対策――パリ協定とその後

精神論抜きの地球温暖化対策――パリ協定とその後