仮想通貨評論家コインマンブログ

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金持ちに有利な入試

 

大学入試改革 - 海外と日本の現場から

大学入試改革 - 海外と日本の現場から

 

「AOとはオール・オッケーの意味だ(P238)。」

 

本書によると、AO(アドミッション・オフィス)入試に関して、さる大学関係者が自嘲気味に上記のように語ったそうだ。

 

日本でAO入試というと、私立のイメージが強いかもしれない。

 

しかしながら、2016年度の国立大入学定員のうち、AO入試や推薦入試枠は16%で意外と高い割合だ。

 

2018年度の目標は、これを30%に引き上げることだそうだ(P236)。

 

東大が推薦入試を導入したことが話題になったが、世界のトップ校はAO入試を加速させているようだ。

 

アメリカはAO入試のメッカである。

 

トップ校に私立が多いこともあり、中東の王族の子女などは、学力を考慮せず入学させているという噂が昔からある。

 

台湾では、1994年に大学入試共通テストを年2回に増やし、AO入試を台湾大などの難関大学でも拡大してきた。

 

AO入試では、コンテスト優勝などの実績が評価されるため、才能を伸ばす教育ができるお金持ちに有利との意見もある。

 

ソフトバンクなどが取り入れている一芸採用みたいだが、AO入試は色々な意味で金持ちにとって有利なようだ。

 

本書は、記述中心の入試制度を採用しているフランスなど、AO入試以外の解説も行っている。

 

大学関係者だけではなく、人事部などで採用活動を担当しているビジネスパーソンにもおすすめの一冊だ。

 

大学入試改革 - 海外と日本の現場から

大学入試改革 - 海外と日本の現場から