会社辞めて良かった

15年間外資系金融機関で働き、現在はフリーのPMOです。

十分あり得たシナリオ

 

第二次世界大戦後、日本はアメリカに占領されたが、国土が分断されることはなかった。

 

1945年8月9日、中立条約を破ってソ連軍が満州に攻めこみ、その後、樺太と千島列島が支配された。

 

ソ連スターリンは、北海道の統治を考えていたと言われており、日本が南北に分断される可能性は高かったのである。

 

今回紹介する「太陽の黙示録」は、日本が南北に分断される物語だ。

 

原因が戦争ではなく、自然災害だが、支配者がアメリカと中国という設定が生々しい。

 

安全保障を考える上で、大変参考になる。

 

Kindle版が、読みやすい。

 

 

漫画版赤川次郎?

 

学生時代、赤川次郎の本を読んで、「どうしてこんなに人が死ぬのだろう?」と感じたものだ。

 

今回紹介する「悪の教典」は、漫画版赤川次郎と言えるくらい、人がいなくなっていく。

 

元は小説で、漫画化と映画化が行われた作品なので、ご存じの方も多いだろう。

 

漫画が面白かったので、今度は映画を観る予定である。

 

絵が上手いこともあり、漫画は一気に読めるだろう。

 

 

プライベートバンクが育たない

 

以前読んだ本作を、改めて読み直すと色々な意味で感慨深かった。

 

自分自身が、この仕事に携わっていたということもあるが、何人か一緒に働いていた人の名前が出てきているのだ。

 

日本は、 プライベートバンクが育たない国だと昔から言われている。

 

複雑な法規制、動きの読めない当局など、様々な問題が組み合わさって、プライベートバンクが日本に根づかないのだ。

 

富裕層ビジネスに興味のある方は、一度本書を手に取ってみよう。

 

 

商売を推奨したコーラン

 

アラブの大富豪 (新潮新書)

アラブの大富豪 (新潮新書)

 

本書で印象深いのは、「商売を推奨したコーラン(P164)」部分だ。

 

イスラム世界において、利息が禁止されていることはよく知られている。

 

しかしながら、イスラム教の聖典であるコーランは、「金儲けを肯定し商売を推奨している(P164)」のだ。

 

預言者であるムハンマドが、40歳過ぎまで商人だったことを考えれば、「コーランの商売推奨」は、ある意味で当然のことなのかもしれない。

 

アラブの大富豪のことやイスラムビジネスに関心のある方に、おすすめの一冊だ。

 

アラブの大富豪 (新潮新書)

アラブの大富豪 (新潮新書)

 

 

フィリピンは一夫多妻制OK?

 

フィリピンを知るための64章 (エリア・スタディーズ154)

フィリピンを知るための64章 (エリア・スタディーズ154)

 

フィリピンというと、キリスト教国というイメージをお持ちの方が多いのではないか。

 

実際その通りで、フィリピンの人口の9割はキリスト教徒である。

 

一方、フィリピンでイスラム教を信仰する人は、5%から10%いると言われており、「ムスリム身分法」という法律で優遇されていることを、本書で初めて知った。

 

驚くべきことに、イスラム教徒のフィリピン人は、最大4人までの妻帯が認めらているのだ。

 

詳細は、本書「イスラーム教徒★マイノリティとして生きる★(P51)」を確認頂きたいが、キリスト教国であるフィリピンで、一夫多妻制が限定的ではあるが、認められているのは大きな驚きだった。

 

フィリピンを深く知りたい方は、本書を一度手に取ってみよう。

フィリピンを知るための64章 (エリア・スタディーズ154)

フィリピンを知るための64章 (エリア・スタディーズ154)

 

 

自分がいないと回らない?

 

 本書で印象的なのは、「自分がいないと職場が回らない(P60)」部分だ。

 

「ブラックバイトの職場では、『自分がいないと職場が回らない』から、休むことは許されない(P60)」という記述があるが、これは職場の管理方法に問題があるとしか思えない。

 

正社員でも、アルバイトでもそうなのだが、特定の人に仕事が集中してしまうと、有給休暇が取れないし、病気になっても休めないという事態に陥ってしまう。

 

その場合、管理側に問題があるのだから、「バックアップを用意して下さい」と職場に伝えるべきなのだ。

 

それでも動きがない時は、さっさと転職するか、自分で事業を始めてしまおう。

 

その選択肢があれば、過労死や過重労働を避けることができるのだ。

 

学生やフリーターの方で、「自分はブラックバイトをしているのではないか?」と感じる場合は、本書を一度手に取ってみよう。

 

 

 

都庁にはキャリアがいない

 

東京の大問題! (マイナビ新書)

東京の大問題! (マイナビ新書)

 

国家公務員にキャリア制度があることは、よく知られている。

 

国家公務員第一種試験に合格し、省庁に入れば、他の人に比べて、早く昇進していく仕組みである。

 

本書によると、東京都庁には、「国のキャリア制度のような職員の入り口選抜による身分制度ない(P92)」そうだ。

 

真偽は別として、「採用後の管理職昇進は学歴や採用区分に関係なく必要年限を満たした者を管理職試験で選抜する(P93)」らしい。

 

東京都の局長クラスの出身校(P95)も示されているが、早稲田大学が一番多い。

 

中央官庁の事務次官は、圧倒的に東京大学出身者が多く、都庁の制度の方が偏りが少ないように感じる。

 

都庁の仕事に興味のある方は、一度本書を手に取ってみよう。

 

東京の大問題! (マイナビ新書)

東京の大問題! (マイナビ新書)