仮想通貨評論家コインマンブログ

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犯罪をしたかどうか尋ねる調査

 

犯罪学リテラシー

犯罪学リテラシー

 

アメリカの大学では犯罪学という学問が確立しており、結構な数の学生が専攻している。

 

銃犯罪などの凶悪犯罪がそれだけ多いことの証拠でもあるのだが、この分野ではアメリカで勉強するのが得策と言えるだろう。

 

今回紹介する資料は、犯罪学について分かりやすく解説している珍しい本である。

 

印象深かったのは「事故報告によるデータ(2)(P131)」部分であり、ここでは「犯罪をしたかどうかを尋ねるという調査(P131)」に関する説明が行われている。

 

犯罪被害にあったかどうかを尋ねる調査は聞いたことがあるが、犯罪をしたかどうかを尋ねる調査というのは新鮮だった。

 

治安の良い日本で犯罪学について知識を深めることで、差別化が図れるかもしれない。

 

秋の夜長におすすめの一冊だ。

犯罪学リテラシー

犯罪学リテラシー

 

 

セカンドオピニオンを求める理由

 

患者は知らない 医者の真実

患者は知らない 医者の真実

 

私はあまり病院にかからない方であるが、歯医者には3カ月に一度行ってクリーニングと検診をしている。

 

また、行政が半年に一度歯の検診サービスを提供しており、それを使って別の歯医者でも検診をしてもらっている。

 

2人の歯科医から診てもらうためであり、虫歯かどうかの判断などについてセカンドオピニオンをもらうことも可能である。

 

今回紹介する資料は、患者が知らない医者の真実を暴いている。

 

大学病院をテーマにした医療ドラマが人気になっているが、本書は実際の医師の意見が散りばめられており、いろいろな意味で参考になる。

 

興味深かったのは、「『説明がよくわからない』という不信感が、『別の医者を受診したい』という気持ちに(P86」)部分である。

 

セカンドオピニオンに関する説明を行っている箇所であるが、最初に受診した医者の説明が不透明な場合、セカンドオピニオンという名の下に別の医者を探してしまうのだそうだ。

 

全幅の信頼を寄せている医者の言うことであれば、そのまま受け入れるケースが多いため、この部分は「なるほど」とうなづけることが多かった。

 

秋の夜長に医療を見つめなおす良書である。

 

Kindle版が、読みやすい。

患者は知らない 医者の真実

患者は知らない 医者の真実

 

 

チンパンジーのメスは中年が人気?

 

男と女の進化論―すべては勘違いから始まった (新潮文庫)

男と女の進化論―すべては勘違いから始まった (新潮文庫)

 

今回紹介する資料は、「すべては勘違いから始まった」をモットーに男女の違いを紹介している本である。

 

印象深かったのは、「チンパンジーの若いメスよりも中年のメスに人気が集まる(P11)」ということだ。

 

チンパンジーの場合、メスは何歳になっても出産が可能であり、若いメスよりも中年のメスの方が育児に熟達していることから、オスから人気があるという本書は述べている。

 

チンパンジーに限らず、動物の例を出しながら人間との違いに言及しており、学術的な部分を感じながらも楽しく読める良書である。

 

秋の夜長におすすめの一冊だ。

男と女の進化論―すべては勘違いから始まった (新潮文庫)

男と女の進化論―すべては勘違いから始まった (新潮文庫)

 

 

10年後は働かなくてよくなる?

 

 20世紀前半の大経済学者だったケインズは、「2027年に先進国の人間は働かなくてよくなるだろう」と予言していた。

 

ロボットや人工知能の発達によって、先進国では人間が労働力を提供する必要がなくなるという仮説をケインズは立てていたようだが、今後10年後、先進国である日本で誰も働かなくてよくなりそうな雰囲気は今のところない。

 

それどころか、現在は社会全体が人手不足になっており、企業や役所で定年年齢の引き上げが議論されているほどである。

 

今回紹介する資料は、今後消えていく仕事などについて解説を行いながら、未来がある若者がどんな職業に就くべきかなどを議論している。

 

「いま日本にある仕事の49パーセントがAIの仕事に取って代わられる!(P31)」など興味深い内容があるが、精神論に近い部分もあり、バランスを取りながら読み進めていくことが重要だろう。

 

秋の夜長におすすめの一冊で、今の仕事を見つめなおす良いきっかけになる。

 

Kindle版が、読みやすい。

 

 

会社は割高な保険?

 

本書は、日本の会社が抱える根本的な問題を解説している面白い本である。 

 

印象深かったのは、「会社という割高な保険への加入(P24)」部分だ。

 

日本人は世界的に見ても、保険が好きであり「がん保険」という保険があるのは主要国で日本くらいのものである。

 

最近は「就業不能保険」という保険商品まで登場しているが、失業保険や傷害年金があるにもかかわらず、働けなくなった場合に備えて民間の保険にまで入るというのだから、どこまで保険が好きなのか分からない状態になっている。

 

筆者によると、会社での不毛なやり取り(つまらない稟議書や誰も読まない議事録の作成など)を我慢することで、「よくわからない安心(P25)」を買っているそうだ。

 

稟議書や議事録を作成することが好きでしょうがない人がいるかもしれないが、大部分はやりたくないと思いながら処理しているのだろう。

 

日々の仕事に疑問を持っている方は、秋の夜長に目を通してみてはいかがだろう。

 

Kindle版が、読みやすい。

 

通勤ラッシュが問題?

 

本書は、「リーダーになるためには何が必要か」ということを解説している資料だが、いろいろな事象について興味深い分析が行われている。

 

「仕事を持つほぼ半数の大人達がラッシュアワーを1日の中で最もストレスの多い行事と感じており、このために通勤者は戦闘機のパイロットや機動隊として働く人々よりも多くの不安を抱えて暮らしている(P142)」

 

上記部分は非常に興味深く、通勤がない私のストレスがあまりないのはこのような背景があったのだなと感じる一文である。

 

会社員の場合、通勤から逃れることは難しいだろうが、戦闘機のパイロット並みのストレスを抱えるくらいならば、職場に近い場所に住んで仕事をする方が合理的だろう。

 

ストレスを抱えている人におすすめしたい一冊である。

 

Kindle版が、読みやすい。 

 

コンサル業界の未来

 

世界一わかりやすい コンサルティング業界のしくみとながれ

世界一わかりやすい コンサルティング業界のしくみとながれ

 

世界におけるコンサルティング・ビジネスの規模はおよそ20兆円と考えられており、その半分の10兆円はアメリカが占めている。

 

日本の規模は1,800億円から3,000億円になっており、経済規模からするとかなり小さめになっている。

 

この背景として、日本の大企業に優秀な人材が揃っており、ボトムアップで組織改革などを行う傾向があることを本書はあげている。

 

アメリカでは、経営陣がトップダウンで問題解決に入るケースが多く、それがコンサルティング・ビジネスを拡大させているという。

 

現在のコンサルティング業界を知る上で参考になり、イラストなども豊富で読み物としても十分楽しめる一冊である。 

世界一わかりやすい コンサルティング業界のしくみとながれ

世界一わかりやすい コンサルティング業界のしくみとながれ