仮想通貨評論家コインマンブログ

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1泊や2泊の温泉旅行は逆効果?

 

すべての疲労は脳が原因 (集英社新書)

すべての疲労は脳が原因 (集英社新書)

 

体の疲れよりも頭の疲れが深刻な人にとって、本書はおすすめの一冊である。

 

仕事の疲れからどう回復するかについて解説が行われており、「休日に1、2泊で温泉旅行は疲労のもと(P162)」部分などは理解しやすく、有給休暇を取りにくいとされる日本企業で働く人たちにとって警報とも言える指摘だろう。

 

休みの日にDVDなどを見るのも脳にとってはよくないらしく、ボーとすることが一番よいというのも分かりやすくて良い。

 

休み明けでも疲れが取れない人にとって、一読の価値がある本だ。

 

Kindle版が、読みやすい。

すべての疲労は脳が原因 (集英社新書)

すべての疲労は脳が原因 (集英社新書)

 

 

社会保障は誰のためにあるのか?

 

福祉世界 - 福祉国家は越えられるか (中公選書)

福祉世界 - 福祉国家は越えられるか (中公選書)

 

健康保険などの社会保障の仕組みは、1880年代のドイツで原形が作られたと本書は述べている。

 

民主化が進んだ欧州で社会保障の仕組みが形づくられたことは驚きではないが、社会保障は支配者や為政者を守る仕組みであるとビジネススクール時代の教授は言った。

 

失業保険や生活保護によって、仕事を失っても生きていける仕組みが構築されていることによって、社会に不満を抱えている人たちが革命などを起こすインセンティブをなくしているそうだ。

 

本当かどうかは分からないが、この教授の意見を聞いたことは「なるほど」と感じたものである。

 

ただ、現在は税金を納めている人たちが社会保障制度を修正できるわけではなく、税金を使っている高齢者の方が数が多くなりつつある。

 

税金を納める側が税金の使い道を決めることが民主主義の基本だが、18世紀のフランス革命以降かたくなに守られてきたこの原則が高齢化によって崩れそうになっている。

 

その意味で、人類は大きな転換点にさしかかっていると言えるだろう。

 

寒くなってくるこの時期に、人間が社会保障の仕組みを構築した背景を説明している本書を読むのはよいことだ。

 

福祉世界 - 福祉国家は越えられるか (中公選書)

福祉世界 - 福祉国家は越えられるか (中公選書)

 

 

人間関係のしがらみでやる気を失う

 

知識ゼロからのモチベーションアップ法

知識ゼロからのモチベーションアップ法

 

管理職の仕事は、チームメンバーのやる気を上げることであると言われるが、実際には逆のことをやっている人も結構多い。

 

今回紹介する資料は、管理職の方に是非読んでほしい一冊であり、いろいろな意味でやる気を奪う要素をあらかじめ知っておく絶好の本である。

 

印象深かったのは、「人間関係のしがらみでやる気を失う(P68)」部分であり、会社員が職場を退職する最大の原因は、上司や同僚との人間関係だったりするのである。

 

ちなみに自営業者のやる気を一番奪うのは、取引先とのトラブルであり、やる気を上げるのは結果が出て、収益が生まれた時である。

 

本書はイラストが多く、読みやすいことも特徴の一つだ。

知識ゼロからのモチベーションアップ法

知識ゼロからのモチベーションアップ法

 

 

南北戦争のノスタルジー

 

ジョン・ブラウンの屍を越えて - 南北戦争とその時代

ジョン・ブラウンの屍を越えて - 南北戦争とその時代

 

アメリカは海外におけるどの戦争と比較しても、南北戦争での犠牲者が多くなっている。

 

そのため、いまだに南北戦争関連のセレモニーが全米で行われており、南部で特にその傾向が強い。

 

昔観た「スイート・ホーム・アラバマ」という映画では、南北戦争のセレモニーに命をかけるヒロインの父親が登場するが、当時の状況を細かく再現したセレモニーは迫力があった。

 

今回紹介する資料は、アメリカにおける南北戦争の存在をあらためて感じさせる一冊で、人種差別の問題を含めて考えさせられる部分が多かった。

 

秋が終わりに近づいている中、冬の温かい布団の中で読むのに最適な資料である。

ジョン・ブラウンの屍を越えて - 南北戦争とその時代

ジョン・ブラウンの屍を越えて - 南北戦争とその時代

 

 

ヒトラーですら攻めなかったスイス

 

日本でも憲法改正論議が行われているが、アメリカ人である著者は平和ボケした日本の状況を厳しく非難している。

 

弁護士でもある著者の意見は参考になるが、第二次大戦中にヒトラーがスイスを攻めなかった理由なども掲載されており、国際関係学に興味がある人にとっても参考になる資料だろう。

 

北朝鮮問題が連日ニュースを騒がせており、拉致被害者の家族の高齢化なども伝えられているが、日本が自分たちで問題解決を行う難しそうだ。

 

仮に、アメリカ人の少女が他国に連れ去られたら、すぐに大統領の命令で空母と特殊部隊が出動して、奪還作戦を行うだろう。

 

これがアメリカの強さなのだろうと本書を読みながら感じた。 

 

バルト海の乙女の歴史

 

 

私はフランスに留学していた2010年10月に北欧に旅行をしたことがあり、フィンランドにも立ち寄った。

 

非常に美しい国だったが、既に気温が低く、寒かった印象が強い。

 

そんなフィンランドは、国の形が若い女性が座っている姿に似ていることから「バルト海の乙女」とも呼ばれている。

 

第二次世界大戦が始まった際、フィンランドは隣国ソ連から侵攻され、敗れて国土の10分の1を失うことになった。

 

その後、ナチス・ドイツに秘密裡に接近し、独ソ戦争が始まったと同時にフィンランドは再びソ連と戦争になるが、ドイツの敗北が明らかになると、フィンランドも劣勢に立たされ、1944年9月に休戦条約を締結した。

 

その後、フィンランドは自ら戦争責任裁判を行って、大統領などの政治家が刑に処されるという屈辱を味わった。

 

第二次大戦後、隣のソ連の影響を受けることなく資本主義を維持し、民主国家としてノキアなどの国際企業を輩出する先進国になった。

 

この本を読んでフィンランドに行けば、もっと楽しめたのになと感じる書籍である。

 

寒くなってきた冬にベッドで読むのにおすすめの一冊だ。

 

結局は経営者の方針?

 

【経営者ブック】めざそうホワイト企業 経営者のための労務管理改善マニュアル

【経営者ブック】めざそうホワイト企業 経営者のための労務管理改善マニュアル

 

電通の過剰労働問題が報道されているが、実際にはハラスメントの問題ではないかという指摘が出ている。

 

異常な長時間労働がはびこっている組織においては、ハラスメントが起こりやすくなる。

 

残業がない会社であれば、上司や部下などと接している時間も短くなるため、自動的にセクハラやパワハラが起こりにくくなるため、結局は定時に帰れるような組織が長続きするということだろう。

 

今回紹介する資料は、労務管理を改善するための経営者向け説明書である。

 

私のような個人でビジネスをやっている人は関係ないが、数人でも従業員を抱えている会社の経営者には一読をおすすめする。

 

最終的には経営者の方針が会社の雰囲気を決めるようだが、本書に書かれていることを知っておくだけでも様々なリスクを回避することにつながるだろう。

【経営者ブック】めざそうホワイト企業 経営者のための労務管理改善マニュアル

【経営者ブック】めざそうホワイト企業 経営者のための労務管理改善マニュアル